行政書士 前場亮の業務ブログ

なぜ風俗営業は”許可”で性風俗は”届出”なのか?

 

よく依頼人や同業の先生から質問を受けるのですが、NOON裁判でも地裁判決理由で出ていたのでご紹介します。

 

風営法をやっていると疑問に思うのが、ソープランドやデリヘルなどのいわゆる性風俗は”届出制”で、キャバクラやホストクラブの風俗営業は”許可制”となっているところです。

行政書士試験でさんざん勉強させられるので行政書士ですとここでアレっと思うわけです。

 

届出とは役所に提出するまでで、受理されたらそれで終わりです。

許可とは受理された後に審議してその結果オッケーだったら許可にする、というものです。

 

つまり許可≫≫≫届出の重要度というわけです。

実際に各種届け出は簡単なものが多いように思います。

 

ところが性風俗などの衛生面や倫理面で反対意見の多い業種が簡易な”届出制”になっているところに疑問を持つ方も少なくありません。

キャバクラやホストクラブは”許可制”なのですが、何が違うのでしょうか。

 

これは性風俗を許可制とすると、国家が性風俗を真正面から認めることになり、男女の性という極めてデリケートな部分に立ち入ることとなるため、その実態と反対意見との調整を図り、政策的な判断で届け出制としているのです。

実際に届け出制とはいっても実査(現地調査)がある場合が多いですし、許可制同様厳しい予備審査があります。

講学上の区分は届出とはなっていても実質は許可と変わらない性質のものだと考えていいでしょう。

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なぜ風俗営業は”許可”で性風俗は”届出”なのか?” への4件のフィードバック

  1. 本日サイトを見させて頂きました。届出制はわかりましたが、その後取り消しとかはないのですか?
    あるいは、何年ごとに見直しなどはないのですか?
    近隣の迷惑等が重なったら、次回認めないとか?
    ぜひ教えてください。

  2. 鈴木さま

    ご質問ありがとうございます。

    風営法の許可や届け出は期限がありませんので更新時期や見直しはありません。

    ですが、例えば騒音問題などであれば各都道府県の条例に違反している場合も有り、その場合は取り消しなどの原因にもなりえます。
    風営法は、完全に守ろうとすればハードルは非常に高く、いちゃもんをつけようと思えばいくらでもつけられる法律なので、問題の多いお店は何かしらのいちゃもんをつけられていることが多いようです(たとえばスライダックスや従業者名簿など)。

    また、そのお店がたとえ風営法上は良くても、軽犯罪法やそのほかの法律で取り締まりを受ける可能性はあります。

    また、近隣の迷惑が重なったら公務員は全体の奉仕者なので、個別に行政指導が入ることもありえます。

    最終的には警察署が個別的に判断することなので、確定的には言えませんが、すくなくとも「許可(届け出)をとれば後はなにしてもオッケー」というわけではありません。

    いかがでしょうか?

  3. 風営法の許可の事で伺います。

    ソープランドは、基本的に場所を貸しているだけで
    個人事業主であるソープ嬢の責任で経営してると…

    となると、風営法の許可を取るのはソープランドとソープ嬢の両方でしょうか?

    また、ソープ嬢に場所を提供しているソープランドの経営者は売春法の「場所提供」に抵触しないのでしょうか?

  4. アンパンマンさま

    コメントありがとうございます。

    ソープランドはソープランドのお店に営業開始届け出の義務があります。キャストさんには許可の手続きは必要ありません。
    いろいろな意見があるとは思いますが、基本的に風営法の許可・届け出は経営者とお店が各種の要件を満たしたうえで手続きをするものだからです。

    ソープランドは密室の中での自由恋愛ということになっておりますので、売春防止法には抵触しないというのが一般的な解釈です。
    正直な話、性風俗に関してはほかの法律と矛盾があるのが事実です。そのためアンタッチャブルな部分があるのですがこれもそのうちの一つです。

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