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あなたは今、自身が働いている飲食店で「どこまでやったら接待行為になるのか」をしらべているのだろう。

風営法で接待行為をする飲食店は風俗営業1号許可を取らなくてはならないので、無許可で接待をしている飲食店は当然違法状態にある。

あなたのお店は大丈夫だろうか?

 

そこで

「自分たちのお店の接客って、やばいんじゃない?接待行為って、どこまでなの?」

とおもうことは決して珍しいことではない。むしろ健全な形だろう。

 

私は赤坂で風営法専門の行政書士をしているのでキャバクラスナックガールズバーのかたから”接待行為とは”の質問は年がら年中受ける。

ガールズバーのキャストさんを集めて接待行為とは?の講習会をお願いされることも多い。

キャストさんは「どこからが接待行為になるのかがわからないから怖くて何もできない」というのだ。

ネットでいろいろ調べてみても「難しそうな言葉が並ぶなあ」ということしかわからないのであれば対策のしようがない。

そこでこの記事を理解してもらえばとりあえず一応は何とかなる、というガイドを用意した。

「どこまでが白でどこからが黒なのか」がわかり、その根拠となる「風営法 解釈運用基準」という心強いバイブルを手に入れることになる。

ガールズバーやスナックのキャストさんはもちろん、店長さんやボーイさん、内勤さんには是非読んでもらいたい。

アイコン ペンここで紹介しているバーや居酒屋、ガールズバーなどの許可は、保健所の許可のほかに深夜酒類提供飲食店といって、警察署の届出が必要になる。

この許可が難しく、自分でやってもなかなかうまくいかないことも多いだろう。その場合は遠慮なく当事務所を頼ってほしいし、わからないことがあれば相談してほしい。相談は、何度でも無料だ。

 

接待行為は、実は奥が深い。併せて以下の記事も読んでおくとさらに完璧だ。
ガールズバー・スナックでの会話は何分から接待⇒違法なのか?

また、あなたがすでに営業を開始している場合は以下の記事もお勧めだ。
風営法の違反|絶対におさえるべき罰則と対処法のポイント

スナック・ガールズバーに警察が入った時にまずはするべきこと

 

風営法の接待行為とは?

風営法 解釈運用基準

このサイトを読んでもらえるとしょっちゅう出てくるが、風営法は3段階の構造になっていて、風営法、風営法施行規則、風営法 解釈運用基準となっている。

法律的には風営法が一番うえということになるが、実際に「どこまでがよくてどこからがだめなのか」は一番下の解釈運用基準に記されている。

解釈運用基準は通達という形をとっている。

風営法の解釈は時代によって、世論によって変わることが多い。

そうであれば法律で縛るよりも通達(行政庁内の内部文書)で縛ったほうが柔軟性があるだろうということだと思う。

 

それでは、ケース別に一通りみてみよう。

 

歓楽的雰囲気

接待行為は、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と規定されている。

歓楽的雰囲気と言われてピンとくる人はいないだろう。私だって同じだ。

歓楽的雰囲気とは要するにキャバクラやホストクラブのようにそのままほっておくと人(お客)が堕落するような雰囲気のことだ。

スケベ心をくすぐって接客したり色恋をネタにお客を引っ張るのはダメで、やりたいんだったら許可をとれということだ。

これを解釈運用基準で

「スケベ心を利用したり色恋営業をしたいんだったら許可をとれ」

なんて条文に書くのはいくらなんだってアレなので「歓楽的雰囲気~」としているのだと思う。

↑スナックのママさんであれば、きっと今の心理はこうかもしれない・・・。

「歓楽的雰囲気」が最も大きなファクター?

これは私の感覚的な判断なので一つの意見として参考にしてほしいが、これからあげる各項目について、摘発や指導の引き金はこの「歓楽的雰囲気~」が最も大きな要素を占めると思う。

スケベ心や色恋をネタにしていなければある程度は「まあいいだろう」ということになりやすいし、逆にネタにしていれば目を引きやすいように思う。

目を引きやすければ当然指導や摘発の可能性は上がる。

釈然としない人もいるかもしれないが、私はこれはある程度は仕方がないことだと思う。

これをあいまいだから罪刑法的主義に反するとかいう人はいるが、私は甘っちょろい机上の空論だと思う。

人間のスケベ心や色恋に対する執着心がどれだけすさまじいかはすでに歴史が証明しているし、厄介で分かりづらいことだというのも誰しもわかっているだろう。

にもかかわらずはっきりと条文で線引きをしようとするのは逆にスケベ心をなめていると思うが、あなたはどう思うだろうか。

 

 

接待行為の定義

つぎに、堅い話で申し訳ないが、そもそも「接待行為」とはなんなのだろう。

客同士で接待というのはよくある話だ。

ビジネスでもそうだし職場の先輩後輩でも似たようなものだ。片方が片方を招待し、もてなす、ということだ。

ビールも注げば話も盛り上げるし水割りもつくる。あなたに会社員の経験があれば少なからず思い出すかもしれない。

これは客対客だからいいのであって、客対店の場合が接待行為、ということになる。

解釈運用基準では、これらのお酒をお酌したり御客の目の前で水割りを作ったり、要するにお店側が主体となってお客を接待することは接待行為だと定義している。

 

接待行為の主体

ここで”接待行為の主体とは”にフォーカスする人もいるかもしれない。

もちろんお店側のスタッフが接待することは当然だ。

さらにお店の従業員以外にも外部委託した芸者さんや踊り子さん、ホステスさんが接待することも風営法上の接待行為だとはっきりと規定されている。

そのため、もちろんキャストを外部委託先に派遣させても接待行為だし、六本木のクラブ(踊るほう)ではよくあるが、サクラとして女性を配置して客として会話させても接待行為となる。

また、日本は合理的な理由以外の男女差別が許されていないので、もちろんキャストさんが男であろうが女であろうが、客とは異性であろうが同性であろうが関係なく接待行為だということになる。

 

接待行為の判断基準

以前、リフレ店で女子高生が客にプロレス技をかけさせるお店が摘発された際、店主は「違法行為だとは知らなかった」と言っていたらしい。

これは何を意味するのだろうか?

つまり当事者の言い訳や解釈など取り締まる警察の側からしたらどうでもいいことだということだ。

本人の解釈次第でどうとでもできるのであれば法律でもなんでもない。

どこかで線引をしなければ成り立たないのが法律だ。その線引をここで説明しよう。

 

 

談笑、お酌は、接待行為だ

よく「カウンター越しだったら接待ではなくて、横に座ったら接待行為」という都市伝説があるが、もちろん都市伝説だ。

解釈運用基準では、
特定少数の客の近くにはべり、継続して、談笑の相手となったり酒などの飲食物を提供したりする行為は、接待にあたる。

これに対し、お酌をしたり水割りを作るが速やかにその場を立去る行為、客の後方で待機し、またはカウンター内で単に客の注文に応じて酒類などの提供をするだけの行為、社交儀礼上のあいさつ、若干の世間話程度は、接待に当たらない
と説明がある。

つまり特定の客にずっとついて談笑していたら接待行為となるので、カウンター越しだからいいとか悪いとかは問われていないということだ。

極端な表現だが、これだけをみると店の店主やソムリエが客と一緒に座り飲食して談笑するのは、厳密にいえば接待行為だ。
ただしこれらが歓楽的雰囲気に該当すると判断するのは難しいだろう。飲食店のシェフやソムリエにスケベ心を抱くのは相当のマニアだ。
ただし、じゃあキャストにシェフやソムリエの恰好をさせた無許可キャバクラはどうかといえば、あっという間に警察の目に留まる。そして摘発されてあなたはテレビ越しに笑われるのだ。
そんな小手先の理論で無許可シェフキャバ、無許可ソムリエキャバを作らないようにしよう。

 

ガールズバー・スナックでの会話は何分から接待⇒違法なのか?に何分までがよくて何分からが違法なのかを記載している。

接待行為とはなにか、興味のある方は読んでほしい。

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お客と従業員のダンスは、接待行為だ

踊りに関しては、特定少数の客にダンスやシヨウを見せる行為は接待行為だが、ホテルや宴会場の場合は不特定客ということになるので接待行為には当たらない,となっている

つまり、京都の芸子さんは接待行為だし、それらの飲食店は風俗営業許可を取得しなければならないということだ。

 

お客と従業員のカラオケ・デュエット

特定少数の客に対して歌を歌うことをすすめたり、ほめはやしたりする行為、客と一緒に従業員が歌うのは接待行為となる。

つまりカラオケのデュエットは接待行為なのだ。

逆にいえば、カラオケの準備をするだけだったり、お客が勝手に歌う分には接待に該当しない。

そのためカラオケスナックなどは一律には接待行為には該当しないということになる。

耳の痛い話かもしれないが、たとえばガールズバー(深夜酒類提供飲食店)であれば、お客がキャストとデュエットをさせてくれとねだられることもあるだろうが、これはきっぱりと断らなければならない。

「常連さんだから断れなくてついデュエットしてしまった」なんて言い訳は通用しないのだ。

 

誉めはやしも接待行為だ

また、お客が歌い終わった後に拍手したり必要以上に持ち上げたりするのも接待行為に該当する。

カラオケスナックであればお客が歌い終わった後に「うまいうまい」と誉めるのは当たり前かもしれない。

しかし厳密に言えばこれは”誉めはやし”という接待行為なので風俗営業許可が必要なのだ。

これはお店側からすれば一番きついカテゴリーかもしれない。

お客が歌い終わった後にしらけさせてしまうのはいくらなんだって心苦しいだろうからだ。

 

お客がお客を誉めはやすのは社会生活では当たり前かもしれない。

新入社員が大先輩の唄の終わりに拍手も何もしないのは逆にマナー違反だろう。

あなたのお店がお客を先輩として(先輩に対するような接客をして)扱いたいんだったら風俗営業許可を取ろうということだ。

 

お客と従業員がゲーム、遊戯をするのは接待行為だ

客とともにゲームを遊んだり、競技をするのは接待行為に該当する。

逆に客が勝手に楽しんだり、競技をするのは接待行為には該当しないことになる。

ゲームとは、もちろんテレビゲームもトランプや花札ももちろんゲームだし、ダーツももちろんゲームだ。

また、マージャンもゲームに該当するのでマージャン店の店員が客とマージャンをするのは厳密には違法ということになる。

 

スキンシップ

客と身体を密着させたり、手を握る行為は、接待行為に該当する。

ただし社交儀礼上の握手や酔客の介抱のために必要な限度で接触する場合は接待行為には該当しない。

社交儀礼とは、いわゆる形式上のものだ。

レストランに食事が目的で来る客に対して主人が握手をしたり、挨拶をする時に肩に触れるなどは接待行為には該当しないということになる。

 

ここで気を付けてほしいのはガールズバーの接客だ。

カウンター越しでさっぱりした接客をしている場合に、お店全体として接待行為はないように見えたとしよう。

しかしお客の帰り際に「今日はありがとうー」と抱き着いて喜びを伝えたとしよう。

その場を見た警察官は間違いなく接待行為と判断する。実際に私も相談を受けたことがあるので事実だ。

一瞬の行為がお店全体を無許可営業のお店にしてしまうこともあるのだ。

 

握手会は接待行為?

では、アイドルの握手会は、社交儀礼だろうか?

アイドルの握手会については、飲食店ではないとの理由から風営法は適用されないという考えが一般的だ。

ただしこれも社会の気風次第でいくらでも解釈は変えられるだろう。

 

最終的には警察署の判断になるが、握手会の目的はアイドルとの握手だ。

そこにスケベ心が全くないと言い切る人はよほどの聖人君子だろう。

これを「握手会は神聖なものだから、スケベ心は一切ない」という人もいるかもしれないが、私とは住む世界が違うのかもしれない。

握手会は社交儀礼とはほど遠いと私は思う。

勘違いしてほしくないが、なにも握手会そのものがいいとか悪いとかでくくっているのではない。

世の中にはとっぽい人間もいて、「それでは握手付きガールズバーをやれば接待行為ではないっしょ」とか考える人もいるだろうということだ。

これが問題になれば当然警察の矛先は握手会そのものにも向けられる。

そうなると一人でも多くのファンを獲得しようと頑張るアイドルの活躍の場が一つ減ることにもなりかねないのだ。

 

 

男は、誰だってスケベのトップアスリートだ

もしあなたがお店の人であれば、「お客のほうから触ってきたり、デュエットをしようとせがんでくるし、全部断ったら商売にならないよ」と言いたい人もいるかもしれない。

私は決して身ぎれいな人間ではないのであなたの気持ちもよくわかる。

ただし、お店を営業するということはそのお店の空間の法律的な安全性を保つ義務を抱えるということなのだ(これを安全配慮義務といいます)。

例えばお客が店長にけんかを売ってきたとしよう。

「あっちが売ってきたんだから殴っちゃいました」なんて理論は通用しないだろう。

それと同様にお客がキャストに接待行為をせがんできたから「つい接待行為しちゃいました」なんて理論も通用しないのだ。

 

あなたが男性であれば”男は誰だってスケベのトップアスリートだ”ということは理解できるだろう。

仮に今はそうでなくても若いころはきっとそうだったはずだ。

それであればお客のスケベ心の壮大さくらいは理解できるだろう。

風俗営業許可を取ろうかどうかを悩んでいるのであれば、スケベ心も理解の上で適正な手続きをしようということだ。

 

≪接待行為とは≫まとめ

いかがだろうか?あなたのお店は接待行為をしていないだろうか?

もうお気づきだろうと思うが、実際に世の中には接待行為をしていても全く問題となっていないことも多い。

不平等に感じるかもしれないが、同じ無許可営業でも目立っていないお店よりも目立っているお店の方が取り締まりの可能性が高いのは事実だと思う。

ただし、じゃあ目立たなければいいのかといわれればそれは違う。

ここまで読んだあなたには、それが何故かまでを考えてほしい。

理不尽だとは思うが、実社会では理不尽を嘆いても進展はない。

特にあなたが関係者であればなおさらだ。

 

ちなみに警察が指導に来ていた場合はすでに接待行為の裏を取られていることがほとんどだ。

「うすうすやばいんじゃないかと・・・」と思っているのであれば、接待行為のウラをおさえられていることが多いだろう。

店長であれば直接責任を取る立場なのでもちろんしっかり接待行為とはなにかを覚える必要があると思う。

しかしキャストさんであっても自身が知らないうちに違法行為(接待行為)をしていたなんていったらいい気はしないだろう。

自身の身を守るためにも一通り目を通しておいたほうがいい。

また、警察の指導が入った場合は併せて風俗営業|警察からの指導・警告・取り締まり・逮捕にも詳しい情報が記載されているので併せて読んでほしい。

店長さんであれば、特に。


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