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男はこの段階で①キャバクラの開業には保健所と警察署の許可が必要だということと、②風営法という法律はオーナーになるには絶対に必要な知識なんだということを知った。

 

男は少し勉強したことでなんとなく「自分はわかっている」気にはなっていたが、とはいえいざ行動に移すには肝心の部分を避けて通っていた。そのためオーナーに独立したいと宣言したはいいが、どんどん時間は過ぎていった。

男が先回しにしていた問題。それが開業資金だ。

 

開業するには当然ある程度まとまった資金が必要だ。しかし、いったいいくら位くらいかかって、どうすれば節約できるのかは全く理解できていなかった。

男はキャバクラ開業に真剣なので、まずはスマホで「キャバクラ開業 資金」と調べることにしたのだ。

 

キャバクラ開業に必要な資金は?

男はスマホでいろいろ調べると、サイトごとに開業資金についてバラバラなことをいっていると感じた。男はポジティブなので「これはたぶん、お金をかけようと思えばたくさん必要だし、かけずにやろうと思えば抑えられるのに違いない」と考えたのだ。

結論から言えばこの考えは正しい。キャバクラといっても飲食店なのでいわゆる箱物商売だ。ハコモノ商売はお金はかけようと思えばいくらでもかけられるのだ。

 

物件取得費

男はいろいろなサイトを見たが、どう考えても物件取得費が一番かかることを知った。物件取得人はいわゆる不動産屋に支払うもので、キャバクラの店そのものを借りるお金だ。

いま働いているキャバクラは新宿歌舞伎町。オーナーに「この近くでは独立しない」と約束した。だから歌舞伎町ではできないが、手持ちのお金もじゃぶじゃぶあるわけではないので都心よりは少し離れたところで始めようと考えていたのだ。

通常は家賃の3~6か月分くらいが敷金としてまずは支払わないといけない。さらに不動産屋への手数料と礼金などで、だいたい8か月分くらいはみておいたほうがよさそうだということがわかった。

 

借りてもすぐには営業できない

男はさらに調べてみた。

すると、どうやら風俗営業許可を取得するまでには最低でも2か月はかかるらしいということがわかったのだ。これは痛い。

許可になるまでに2か月かかるということは、カラ家賃がまるまる2か月かかるということだ。カラ家賃だけではなく、さらに自分の生活費やあらかじめ雇ってしまえば人件費もかかってしまう。

「これはキャストやボーイの雇用のタイミングが大事だな・・・」男は考えた。

アイコン 虫眼鏡風俗物件を多く扱うビルなどは、場合によってはフリーレント期間と言って許可になるまでの期間は賃料をただにしてくれたり、多少まけてくれるところもあるようだ。できればこのような良心的なビルオーナーを探せればベストだろう。

 

内装費・外装費

男はさらに調べてみた。次にかかってくるのはどう考えてもお店の内装費や外装費だ。

内装費は壁紙をはったり壁を作ったり調理場を作ったりという費用で、お店が一階にあるのであれば付け加えて店の外の装飾にも費用が掛かってくる。看板だって必要だ。

スケルトンから始める

男は一般的に飲食店を始めるにあたっては二つの形態があって、スケルトンから始める場合と居ぬきで始める場合があるということを知った。

スケルトンとは要するにビルができたままの生まれたての状態のことで、通常はコンクリートむき出しになっている。

内装にこだわりたい場合はスケルトンから始めるのがいいかもしれないが、とても男には無理だとすぐにわかった。

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こうなると壁も床も天井も作らなければならないし、調理場も作らなければならない。そこにソファーもテーブルも置いて・・・となるととても男の資金では無理なのだ。

 

 

居ぬきで始める

スケルトンは無理だとして、そのほかの方法として居ぬき物件というものがあることを知った。

居ぬき物件とは、前の営業者が壁や天井やソファーや調理場などをそのままにして退去し、その仕様をそのまま、あるいは手直しをして使用するというものだ。

中にはすぐに営業を始められるほどそろっている物件もあるらしいし、なんといっても開業資金を低く抑えるためには居ぬき物件で始めるのがいいと男は感じた。

 

リース物件で始める

リース物件とは、内装外装をレンタルする形で家賃に上乗せして借りるものだ。そのため通常の家賃に比べると若干相場よりも高くなることが多い。

リース物件の良さは内装外装を不動産が管理したものを借りることができるので、ほとんどの場合はお店を変更することを全くせずに開業できることだ。

しかし反面、自分の好きなようにやろうとしても原状復帰義務と言って、退去するときにもとの状況に戻さないと違約金が発生するなどのデメリットもある。

 

男は、「居ぬき物件がベストだが、リース物件もありだな・・・」そう考えた。居ぬき物件でかりて100万円くらい手直しをすればいいくらいに見積もった。

 

初回の仕入れ

キャバクラも飲食店なので、売り物となるお酒が必要だ。安い酒もあるが、安いと売値も安いくなるのである程度金額の高いお酒も仕入れないといけない。

酒だけではない。つまみも出す場合はその分も考えなければならない。ただし、男が考えているキャバクラはポッキーやナッツ程度なので、どれだけ買い込んでも大した金額にはならないだろう。

できれば酒屋と契約して月ぎめでまとめて支払うということも考えられるが、最近は売掛をいやがる酒屋もあるので最初は現金で買おうと考えた。

大体30万円もあれば大丈夫だろうと男はふんだ。

 

キャストの募集費

キャバクラのウリはなんといってもキャストだ。キャストがいなければどうにもならない。

いま働いているオーナーに「キャストは引っ張らない」と約束したので新しく募集を書けることになる。

男は雑誌やインターネットなどの求職情報に広告を出そうと考えた。ここに関してはできる限りかけようとも考えたが、いったいいくらくらいが相場なのかがわからなかった。

いろいろなサイトを見る限り、キャストを10人そろえるには50万円くらいはかかるだろうということがわかった。

キャストの募集は、最初だけやればいいかといえばそんなことはない。離職率が高い場合はまたすぐに募集をかけなければならない。そのためできれば定着してくれそうなキャストのほうがいいと男は考えた。

 

宣伝広告費

男はさらに、最初のお客をどのように作るかを考えた。

今のお店のお客は引っ張れないので当然広告を打たないといけない。これも風俗雑誌やインターネットなどの媒体を考えた。

最初はある程度かかってしまうのは仕方ないと考えたが、そこからはキャストがお客を引っ張れるようなシステムがあればいいとも思った。

宣伝広告費に関しては最初はある程度お金をかけて、そのあとは1月いくらと予算をかけてやろうと考えた。

男は、初月に100万円、毎月の予算を30万円と見積もった。

 

そのほかの費用

男はいろいろ調べたが、これ以外にかかる費用を考えてみた。

「キャバクラとはいっても事務所みたいなものは必要なんじゃないか」と考えた。事務所とは言ってもなければ開いている時間に客席で事務作業をすればいいし、事務室が必ず必要というものでもない。

しかし、給与の計算とかホームページの作成にパソコンは必要だし、それに付随してプリンターやインターネットの環境もないとダメだ。

キャストの更衣ボックスや備品類も考えておかないとあとで計算がくるってしまう。

男はいろいろ考えて雑費には30万円程度はかかるだろうと考えた。

 

 

許可取得費

男は先日キャバクラには風俗営業許可が必要だということを知ったのだが、許可取得は自分でやるには難しく、たいていの場合は行政書士という専門家に頼んだほうがいいとオーナーから忠告を受けていた。

そして運がいいことにオーナーは東京の港区に世話になっている行政書士がいて、男が独立するにあたっては紹介するからと言われていたのだ。

その事務所を検索すると風俗営業許可は警察署や保健所の手数料を合わせて20万円程度はかかると記載されていた。男は許可取得費として20万円をイメージした。

 

ランニングコスト

開業はもちろんできる限り費用を抑えたいが、とはいえ最初の半年は赤字だろうと踏んでいた。

そこで、家賃の3か月分くらいはランニングコストとして抑えておこうと考えたのだ。

 

開業費用のシュミレーション

男はざっくりと開業にかかる費用を趣味レーションした。

とりあえず開業場所は東京都でも北区や大田区のように都心部ではないところを考えた。ツボ数は20坪、家賃は30万円、居ぬき物件だ。

 

物件取得費(家賃の8か月分)240万円

内装・外装費 50万円

最初の仕入れ 30万円

キャスト募集費 50万円

伝広告費 100万円

雑費 30万円

許可取得費 20万円

ランニングコスト(家賃の3か月分)90万円

 

男はざっと必要となる費用を書き出すとそれをすべて合算した。合算するときは少なからず緊張するものだ。

男はスマホで計算し、合計額610万円という数字を確認した。

 

男は数字を確認すると、やや安堵した。なぜならこの日のためにこつこつと700万円をためていたのだ。これならば借金をしないで開業できる。これは大きいと小躍りした。

 


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