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最近は相席居酒屋が好評の様で、当事務所にも相談の件数が昨年に比べて大変多くなったように思う。

相席居酒屋は、女性の料金を極端に下げ、男性客とのマッチングをする業態だ。

出会いの場の少ない男女であれば、ぜひとも利用したいと考えるだろう。最近は下火になってしまったが街コンの居酒屋バージョンとでも考えればいいかもしれない。

 

結論から言えば、現段階では相席居酒屋は風営法上問題らしい問題は見当たらないという見解が主流だが、もしあなたが相席居酒屋を開業する場合は必ず押さえておきたいポイントが何個かある。

ここでまとめて検討してみよう

 

相席居酒屋の開業・許可

基本は保健所の許可+深夜酒類提供飲食店

多くの場合は通常の居酒屋の手続きと同様で、相席居酒屋は

保健所の許可(飲食店営業許可)

深夜酒類提供飲食店(警察署)

の手続きで運営している。

深夜酒類提供飲食店は、深夜0時以降にお酒をメインに提供する飲食店で必要になる手続きで、一般的にはカラオケスナックとかバーとかの手続きだ。

そして、この場合一室の面積は9.5㎡以上ないといけないという決まりがあるので、例えば個室を設けて二人っきりにさせようという場合は必ず面積を確認しよう。

 

風俗営業の出会い喫茶には該当しないのか?

ここで大事な検討事項がある。

風営法には以前出会い喫茶というカテゴリーが存在していた。
店舗を設けて、専ら、面識のない異性との一時の性的好奇心を満たすための交際(会話を含む。)を希望する者に対し、当該店舗内においてその者が異性の姿態若しくはその画像を見てした面会の申込みを当該異性に取り次ぐこと又は当該店舗内に設けた個室若しくはこれに類する施設において異性と面会する機会を提供することにより異性を紹介する営業

が出会い喫茶に該当し、これらの要件を全て満たす場合は性風俗特殊営業の届出が必要になってくるのだ。

しかし、この文言では相席居酒屋は異性と面会する機会を提供することは該当するが、一時の性的好奇心を満たすための交際には該当しない。

そのため現行の相席居酒屋は出会い喫茶に該当しないと考えるのが普通だろう。

 

風営法第2条6項6号のワナ

「なんだ、出会い喫茶のカテゴリーはなくなったのか」と思ったひともいるかもしれないが、残念だがそれはぬか喜びだ。

風営法は改正されて第2条6項6号に

前各号に掲げるもののほか、店舗を設けて営む性風俗に関する営業で、善良の風俗、清浄な風俗環境又は少年の健全な育成に与える影響が著しい営業として政令で定めるもの
があるので要するに隙間を見つけて男女のスケベ心を利用したビジネスを思いついたとしても、なんとなくダメそうなものはとにかくアカンということなのだ。

例えばチークタイムを用意したり、入場条件として女性は露出の高い服を着てくださいとか、水着で出会いの場を盛り上げようとか言う業態はダメとなる可能性が高い。

警察行政は人間のスケベ心とのイタチごっこを年がら年中しているので、新しい業態が出てきたとしても「また何か考えやがった」くらいにしかとらえていない。

そのため相席居酒屋にしても「どうせいつか過激なサービスのお店が出てくるだろう」という予測はついているのだ。

 

サクラはダメ

六本木のクラブなどでも見かける場合があるが、例えばお店側がお金を支払ってお店に来てもらい、飲食をさせるケースがある。要するにサクラだ。

これを認めてしまうと実質的にお店側がお客を接待することになるので、そうなれば接待飲食店ということになってしまう。

電話で相談を受けると「委託契約だからいいでしょ」「お小遣い程度だから」とかの言葉を聞くが、そんなことで甘やかしてくれるほど桜田門は甘くはない。

実質的なお金の流れがお店⇒女性というのであれば支配関係が存在することになるので結果的に接待行為を追及されることになるのだ。

 

深夜0時以降は営業に注意が必要

また、仮に深夜酒類提供飲食店の手続きをしたとしても、深夜0時以降は遊興行為ができないので、例えばマッチングの際にお店側が積極的になんらかのイベントを用意する場合は注意したほうがいい。

お客同士が勝手に仲良くなる分には自由恋愛なので全く問題ないが、お店側がコールをしたり、積極的に仲を取り持つ行為は遊興行為に該当する可能性があるのだ。

深夜0時以降に遊興行為をしたい場合は特定遊興飲食店というくくりの許可を得なければならないのだが、これは基準が厳しいので相席居酒屋では割に合わないと考えるのが普通だ。

 

サービスの過激化は想定内

前述のとおり、警察行政は国民のスケベ心とのイタチごっこを常にしているので相席居酒屋に関しても「いつかどこかで過激なサービスを考える人が出てくるだろう」くらいは想定内だ。

私ももちろん同意見で、事実ここでは紹介できないがすでに相席居酒屋をうたったスケベサービスの相談が出てきている。

そのたびに「日本人のスケベに対する想像力ってなんてすさまじいんだろう」と感心するが、たいていそれらのサービスは違法性が高くてとてもお勧めできるものではない。

もしあなたが、少しでも胸にチクリとくるサービスを考えているのであれば、悪いことは言わないので踏みとどまるか専門家に相談するのがベストだ。

 

まとめ

いかがだろうか。相席居酒屋は、手続き上は普通の居酒屋と変わらないが、まだできて間もない業態なので確固たる見解はまとまっていないのが事実だ。

そのため今後どのような新サービスが生まれるかはわからないし、そのサービス次第では摘発の可能性も否定はできない。

むりやりマッチングさせられて暴力を振るわれたなんてニュースが出てしまえば当然相席居酒屋に対する世間の目は厳しいものになるし、そうなれば警察も取り締まりを強化しなければならなくなる。

 

あなたが相席居酒屋の開業を考えているのであれば、必ずしっかりと検討し、準備をしてからにしよう。

 


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